Sweet Memories

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いよいよ明日に初日を控えました東京の米。
役者どもは池袋に滞在しております。なんというか、すごい町です池袋、一度はおいで。

つい先日、徹夜した明け方に寝ぼけてすごくはっきりとした夢を見ました。
死んでしまったものの夢。
うちで飼ってた犬が、土の中から出てくるのです。息をして、目を開いて、歩いて、わんわんと鳴きました。(実際は、土葬はしてないですよ)

先週くらいに、携帯電話を新しく買いなおしました。
2年くらい使い続けた、口紅みたいに真っ赤なお気に入りの電話が壊れて、充電ができないし、すぐに電源が切れるし、通話ができなくなってしまったのです。
慌ててヨドバシカメラに駆け込んで、適当に安いやつを買おうと思ったんですけど、今は古い機種って、置いていないんですね。結局、最新に近い機種を×万円で買う羽目になってしまいました。

犬と一緒に夢に出てきたのは、その、赤い携帯電話でした。もう充電もできないし電源も入らないはずなのに、ボタンを押したら急に画面がついたのです。ちょっとうれしくて、古いメールを読み返して、ああ懐かしいと思ったら、すぐにぷつっと電源が切れて、画面はまっくらになってしまいましたが。
それと一緒に、うちの犬もすぐに動かなくなってしまいました。もう私を見ない目。声を出さない喉。
私は携帯電話と犬を抱いて泣きました。
悲しかったです。悲しかったけど、もう一度会えてうれしかった。

目が醒めたら、私の枕元には新しい携帯電話。
死んでしまったものは、電波に乗ってやってくるのだと思うのです。
電波といっしょに、死んでしまったものとの愛情やなにやら、生きているうちにはくだらなくてつまらない感情が、たくさん飛び交っている。
だからきっと、私たちが愛しく思う死んだものたちは、テレビや、電話や、ラジオや、インターネットに乗って、私たちの前にやってくる。

そんなことを思いながら、明日の初日を迎えます。電波と死んでしまったものと、『東京の米』がどんな関係があるのかは、来てのお楽しみ。
皆さまのお越しをお待ちしております。

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