タウンズビル日記

user-pic
0

townsville 061_m.jpg

朝起きたら、全身、かつおぶしみたいにパリパリになっていた。寒い上に、乾燥が激しいんだ。冬のタウンズビルでは、さぞや美味しいかつおぶしが出来るだろう。朝食を食べる場所が分からなくて、大学の学生しか入れない食堂に行ってしまった。「本当はお金払わないといけないんだけど、今日は食べていいよ」と言われて、しかも寝ぼけていて転んで皿ごと食事をぶちまけ、もう一皿貰いなおすことになってしまいました。そんなこんなで小っちゃくなってもぐもぐ。そうでなくてもここにいたら小っちゃいのにますます小さくなってしまいました。

午前中は、チューター含め10人程度のグループに分かれてディスカッション。初日は自己紹介を兼ねたエクササイズをやって、早速参加者の脚本について議論。って、だから私まだ脚本貰ってないんだってば。アボリジニの男の子・ダイルがとても親切で、隣で脚本を覗き込ませてもらう。ダイルは何故か一言ごとにウィンクのおまけを忘れない。すてき。高校のとき、英語の先生(イタリア系アメリカ人?)に図書室で会ったら、「Hi, princess!」と言われて鼻血出そうになったことを思い出す。日本人男性も、このくらい愛想があってもよいのにね。私は好きですけどね、こういうの。

townsville 071_m.jpg

休み時間でコンピュータールームに駆け込む。このキャンパスは無線LANはもちろん、とにかくネット環境が乏しくて、学生はいったいいつ勉強してるんだ?という感じ。インターネットが夕方5時以降使えないって、どうやって課題とかやるんだろう。ケーブルも持っていったけど、結局、自分のラップトップは使えない様子。yahooでメールをチェックして、日本語で返事が書けないことに落胆して、タイムオーバー。
ランチの後はみんなで劇場に集まって、簡単なエクササイズ。会期中は二人一組で組まされていて、特に深く作品について話し合うことになっている。私のパートナーになっているのはブリスベンのリチャード。彼と組んで、他己紹介みたいなことをやらされる。内容は自分の国と、First memory、First Love、First playについて。初恋の話をしたら、気の毒がられてしまいました。そんなに駄目な恋でしたでしょうか。リチャードはとてもハンサムだけど、「今まで誰にも恋したことがない」と言い切っていた。他の人たちも、初恋が19歳だとか言っていて、堅いというか結構ハードル高めなのだろうか。エミネム大好きのドミニクの初恋相手は、フレンチマフィアの娘だったらしく、場内爆笑。発表ではなんか笑いがとれてしまい、さくっと終了。みんな優しいのかな。笑いのレベルは日本の方が高いかも。

出発直前まであわただしかったのと、現地で調達すればいいやと甘い考えでいたために、靴下とか諸々の生活雑貨が足らない。ところがこの大学は徒歩圏内にお店がまったくなかったのでした。夕方からショッピングモールにキャサリンの車で送ってもらい、ゆうこさんとお買い物。ついつい衝動買いをしてしまいつつ、18時にはほとんどの店が閉まってしまった。甘党の私たちはどうしてもケーキを買わなきゃ帰れない!ということで、店じまいをしているお兄さんに頼んでキャラメルケーキをホールでゲット。夕食にも間に合わないかもと覚悟したけれど、タクシー呼んでギリギリ間に合った。
夕食後、少し部屋でまどろんでいたら、リチャードが自分の脚本を届けに来てくれた。ああありがとう、こんな英語できない私と組んで苦労するだろうに、親切ね。60P以上ある大作に眩暈を感じつつ、明朝読もうと覚悟する。

夜はドラマリーディング。地元の劇団の方たちが、3時間に渡って超大作&かなりポリティカルな脚本「Myth, Propaganda and desaster」を演じてくれた。前半はなんとなーく2割くらい話に追いついていたけど、後半は休み時間に飲んだ白ワインが効いて、政治的な台詞も警察に引っ張っていかれる主役の絶叫も子守唄になってしまった。「ヒアリングが苦手だから、よく分かんなかった」と言ったら、ベンという男の子が「あとで教えてあげるよ」と親切に言ってくれたけど、やっぱり厳しいなあと痛感。こんなに集中して台詞の一字一句聞きながら芝居観ることなんか初めてだったので、かなり疲れてしまった。
戻ってきて、リチャードの脚本を読もうと中庭に行ったら、何人かが愛とセックスについて語っていて、ディープな話に巻き込まれてしまい、脚本読むどころじゃなかった。前歯のないドミニクは酔っ払って気づいたら男の人と寝てて・・・という話をしている。ここにいると、「あなたなんで演劇なんかやってるの?」と思う人にたくさん会います。

英語でも、こういうおしゃべりなら毎日でも歓迎なんだけど。明日から更に激しくなるはずのディスカッション、大丈夫かしら。
それよりも、このキャンパス、早朝はカンガルーがいるらしいんだけど、明日は見れるかしら。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://blog.pepin.jp/mt/mt-tb.cgi/52