タウンズビル日記

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Your Town! Our Town!は、タウンズビルの町の若者をゲストとして呼んできて、フリートーキングしてもらい、彼の語った人生・町への想いを私たちが脚本にして上演するというプロジェクト。
国も歳も違う数人のplaywrightsがそれぞれに短いシーンを書いたり提案したりして、それをひとつの芝居によりあげていく作業。エキサイティング。
といっても私はせりふがかけるほどの英語力がないので台詞のないシーンをその場で提案。

リーディングの稽古が地元の新聞に載ったり、稽古から本番までテレビ局がぴったり張り付いて撮影をしていて、この町でWorld Interplayがけっこう大きな注目を集めていることに驚く。
新聞に載ったけれど、私の名前が「Natsuki Ishigama」になっていて、石釜はないじゃんね、とつぶやく。

一緒に作品をつくると、やっぱりコミュニケーションの密度が違う。言語の壁も低くなる。
自分の戯曲の翻訳〜ディスカッション、そしてYour Town! Our Town!の共同製作を通して、みんなとの距離がぐっと近づいたのを感じた。
これまでなかなか話せなかったマタイスやクリスが声をかけてくれる。うれしい。
みんなで楽しく本番を終えることができて、会場の笑いと拍手が気持ちよかった。

最終日は、Debriefということで、それぞれの一番学んだことや最高の思い出について話し合う。
私は、やはり自分の作品が翻訳されて皆に読んで・演じて・観てもらえたこと。そして反響があったこと。それから、日本では訊かれなかった質問をたくさん受けて、新しい視点がいっぱいみつかったこと。
そして、みんなからのバースデイソング。ウレシカッタ。

我がグループのチューター・マイケルは演出家。
一足早く仕事のために戻ってしまうマイケルを追いかけて、ありがとうと伝えると、
「君に会えて、君の作品を読めたことは本当に本当にすばらしかった」と言ってくれた。
マイケルは私の脚本の台詞を最後まで一緒に直してくれたし、ひとつひとつの疑問をぶつけて、私の拙い回答を根気強く聞いてくれました。

いつものパーティーのようにはじけるのではなくて、どことなくまったりとしながら、それでも楽しそうに踊ったりしている皆を眺めつつ、翌日早起きするために2時には部屋に戻った。
ディレクターのキャサリンは、ぼろぼろになって、眠い目をこすりながら最後まで私の脚本の翻訳のコーディネイトの相談に乗ってくれました。
ここの人たちは本当に親切で、それはそれぞれの参加者を尊重しているからだと思う。英語が第一言語ではない日本人には確かに不利だったり参加しづらかったりするかもしれないけれど、それをカバーして余りあるサポートが受けられたと思います。

31日の朝も、やっぱりタウンズビルの空はまっさおで、体中かつおぶしみたいにパリパリになっていた。12時間の旅を経て、成田にたどり着いて、日本の湿度でようやく息を吹き返した。ふえるわかめちゃんみたいだ。

今回の「タウンズビル日記」は、ひたすら事実を、自分の見える範囲から短時間で記録したものなので、ぜんぜんまとまっていないし、読み物としてもそんなに面白くないかもしれない。
でも、2年後のWorld Interplay2007に参加してみたいと思う人がいたら、何か参考になるかもしれないし、できる限りの協力もするつもりです。

最後までまとまっていないけれど、すでに日本での日々も再開してしまったので、
いったんこの「タウンズビル日記」は終了します。
後日、改めて全体を見返して、もう少し参考になりそうな反省や日本から参加するには参加者/大会に何が望まれるのか、みたいなことを(えらそうだけれど)書きたいと思います。
ひとり反省会です。

コメントくれた皆様、色々応援してくれた皆様、ありがとうございました。
素敵な2週間でした。

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コメント(1)

No BS and well crafted, thanks much for that post