じりじり、やきもき/レター教室

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横濱リーディングコレクションでやる、『レター教室』について
もやもやと、考えていること。
これを見ていた誰かが、意見をくれたらうれしいなあ、なんて期待もこめて。
あと、観に来てくださるお客さまが、これをきっかけに自分の体験を思い出したり
想像を膨らましたりしてから、劇場へ足を運んでいただければ、うれしいなあ、と思いつつ。

一番うれしいのは、観に来てくださるお客さまが、意見をくれちゃうことなんですけど。


『レター教室』は、全体が5人の男女のやり取りする手紙で構成されている、という設定で、
基本的には、最初から最後までずーっと手紙が並んでいる。
5人が5人それぞれに、全員と絡みがあって、それがもちゃもちゃ交錯しながら進んでいって、
恋をしたり悪いことしたりする。だましたりだまされたりする。という様子が浮かんでくる。

すごくテンポもよいし、どんどん引き込まれていくので、
1日あれば充分読めてしまうような感じ。

でも実際に手紙をやりとりするときって、
返事を待っている時間が、けっこう長いんだよね。と思った。
それは、小説だとやっぱり、あんまり感じない。というか、読者が想像力で補うほかない。
「数週間後」っていう設定でも、読者が続けて読めば「ハイ次!」って感じで読めるから。
しかも面白いから、つい先が読みたくなって、どんどんスピードが上がって、
だから読むスピードと一緒に物語の展開も速くなっていって、
読みやすいといえば読みやすいし、軽いといえば軽い。
好きなところから拾い読みできるくらい読みやすい。

返事を待っている時間は、楽しみな場合もあるだろうけど、結構しんどい。
自分が手紙を出した瞬間から、いつ届くだろうってやきもきしたり、
相手からの返事を待ってじりじりしたり、もう何もかもやめたくなったり。
どんな返事を出すか迷って、何日も机の上に放っておいてしまったり、
相手に好意をさとられたくなくて、わざと返事を遅らせてみたり、
雨だから、今日はポストに入れるのやめようって、投函を先延ばししたり。

あと、遠くに住んでいてめったに会わない人たち同士じゃない限り、
やりとりの最中にも、相手と会っちゃうかもしれない。
実際に顔を見て話すことと、手紙で書くことが違ったり、
顔を見たら手紙を書くのをやめたり、逆に会わずに書いたり、
会ったからこそ、手紙を書きたくなったり。

そうなると、手紙の内容を、直接会って話したっていいわけだから、
手紙で知らせる、ということ自体に意味が生まれるし、
手紙のやりとりをする仲、ということ自体がちょっと意味深だったりする。

学生時代以降、連絡手段はほとんどメールだけど、
メール文通みたいなことをしたことが幾度かある。
大抵は、一定期間会えないからメールでやりとりするしかなくて、
結果的に文通になっただけだけど。

やっぱり、書かれている内容よりも、
いつ返事が来たかとか、毎日来たかとか、今日は来なかったとか、
そんなことばかり、気になって仕方なかったなあ。
手紙だと、そのへんもっと寛容になれるんだろうか?

メールだと、送った瞬間に届いてしまうから、
返事を「待つ」という心のゆとりがなくなってしまって、
相手が何時に書いたかとかまで分かってしまって、残酷だと思う。
そういう意味では、手紙のほうが、恋する女性には優しいと思う。

そういえば、最近読んだものの中で、
「冷めてしまった恋人の心に火をつけるには、メールの頻度を減らす。
内容はあくまで優しく、でも短く。返事は1日おいてから、出すこと」
って書いてありました。
やっぱり、内容よりも、相手の「返事を待つ時間」を伸ばしたり縮めたり
上手にさじ加減できた人が、勝者になるわけですね。
勉強になります。

あ、横道にそれた。

とにかく、
手紙の返事を待っている時間っていうのは、
手紙の内容そのものと同じくらい、影響力が大きい。という話でした。
ちょっとそんな風に、『レター教室』読んでいきたいと思います。
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コメント(2)

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