本日、幕が開きました。columbaの『シンデレラ』です。
今回のお芝居をつくっている過程で感じていることがあります。
これはとても不思議な感覚なのですが、ここ数日、劇場にいて
シンデレラという物語を紡いでいる中で、自分の役と二人三脚を
している感じがしています。
私と彼(役)は、それぞれの境遇の中で他の人たちとおんなじように
悩んだり、苦しんだり、微笑んだりして生きてきました。ちゃんと話が
できる友だちが少ないところもなんだか似ています。
私も彼も特別な存在ではありません。どこにでもいる、みんなの隣に
いるようなひとりの男です。
だから、私には彼がほんとうは「どういう状態にありたいのか」が
なんとなく分かります。それは私に引き寄せれば「解放」という言葉が
適当なんだろうと思います。
『シンデレラ』の公演の終わりと共に一旦は脚本の中に戻っていくわけですが、
私はこの現実の中で生きていきます。日曜日の公演を終えたら、一旦は
バイバイしなくちゃいけないんだなぁと、感じました。
だから彼に言っておきたいことがあるのです。
「バイバイする前に一瞬でも『解放』を味わおうぜ、なぁ」ってね。